【50代】その吹き出物は顔ダニかも!【美肌アンテナ】

突然ですが最近こんなことありませんか?何度も繰り返す赤ニキビ、蚊に刺されたわけでも無いのに、なんとなく顔が痒い。朝、起き掛けにマツゲの根本目の周り、ホホのあたりがむず痒い。はたまた鏡をのぞいてふと、「何だかやたら毛穴が目立つきがする…」などなど。こんな症状、50代なんだしと加齢のせいだと思っていませんか?

 

もしかしてその吹き出物やカユミは顔ダニの仕業かもしれません!

そんな繰り返す肌荒れ症状、通常ニキビと同じくくりで対処してはいませんか?

一向に良くならない吹き出ものやニキビは、要因のひとつに「顔ダニ」があったのです!

さらに…!そのままにしておくと、シミ・シワなどにまで発展…。

見た目にも、要らぬ老いた印象を根付けてしまいます!

顔ダニの画像【閲覧注意!】

顔ダニ画像
顔ダニ

顔ダニは主に私たちの毛穴に生息し、人の目で目視できるほど大きくはなく、もちろん手で触れられるほどの感触もありません。しかし見た目はとても気色悪いことは言うまでも無いでしょう。

0.1mm~0.4mm程度しかない顔ダニが、肉眼で目にしたり出来ないこともあり、気が付かないのも当然。ニキビだろうと間違ったケアをしていたり、じきによくなるだろうと見過ごされることも…。

しかし、次第に痛みやカユミまで伴いなかなか治らない状態になって初めて皮膚科で検査してもらったら発覚!なんていう事も往々にしてあるのです。

顔ダニと通常のニキビとの区別としては、現役の皮膚科医でも見間違うほど微妙なんだそうですが、比較的顔ダニに侵されているニキビは赤みを帯びていることが多いと言う事です。

自分では判別不能でも、皮膚科ではキチンとした顔ダニを識別する検査ができますので、しつこく治りづらいニキビや、同じ場所に繰り返すニキビがある際は、一度良く見てもらう事をお勧めします。

顔ダニの習性から分かること

顔ダニは大きく分けて二種類存在します。

ひとつは、画素でみる短い方がデモデクス・ブレビスと言う皮脂腺に住み着くコニキビダニ。

もう片方の長いのがデモデクス・フォリキュロラムと言う毛根に住み着くニキビダニ。

これら顔ダニの活動は、私たちが寝ている夜間に活発になります。皮脂量が多く出ていれば、それを餌にし増殖します。寿命としては短命でおよそ1ヶ月。

一度に50個の卵を私達の肌に産み付けて、10日程度で成虫になるので短命だとは言え、増殖率が半端ないので、増え続ければ害虫の部類と言えそうです。

また肛門がない生物なので、結果的に糞も撒き散らしながら旺盛に皮脂をむさぼり、ひどいことに排泄物や汚れを巻き付けながら元の場所、つまり私たちの毛穴や皮脂腺に戻ります。

当然、そんな状態の顔ダニが肌荒れや毛穴の詰まりを引き起こすのは言うまでも有りません。

このように餌が豊富にある状態が続けば、治るはずが無く肌荒れやニキビも増え続けてしまうのです。

そうならない為に、油分の多いクリームなど使う夜のケアは、薄く付け伸ばすなどして、余分な油分は避けるのが賢明です。

さらに、顔と同じように頭皮の毛根にも顔ダニは遠征します。当然ながらシャンプーやリンスの類も、使いすぎないようにし、生え際や頭皮にもシャンプー液が残ったりしないようしっかりとすすぎましょう。

怖くて気持ち悪い顔ダニも美肌には必要!?

これだけ、顔ダニの嫌な面ばかり遭遇して来たら、にわかには信じられないかも知れませんが、実はこの顔ダニは成人の約9割以上の人の肌に生息している常駐菌みたいな存在なのです。

ダニと聞いただけで気持ち悪く、家ダニや恐ろしいマダニを想像しがちですが、顔ダニに関して言えば悪い事ばかりしているわけではなく、私たちの皮膚には大切な役割も担っています。

それは皮脂を食べてくれる働きがあるから!

加えてこの皮脂を食べた後に、皮脂分解を施すのですがその際に皮脂を酸性変換させてくれ、結果的に健やかな肌育成の要となる、弱酸性状態を維持させてくれるため、実は肌には必要な存在!

そう、要はバランスなのです。

顔ダニとの共存!皮脂バランスを保つことの重要性

 

皮脂が原因の肌トラブルとして、肌のテカリや毛穴の詰まりが挙げられ、吹き出物やニキビといった肌トラブルに発展していってしまう事とは今や周知の事実です。

くわえて、ニキビや肌荒れをそのままにメイクを施しても、美肌に見えないばかりかトラブルを悪化させてしまう悪循環に陥ってしまいます。

そんな肌トラブルを回避すべく近道は、皮脂バランスの活躍無くしては語れません。皮脂は、水分と皮膚の表面を適度な膜を作って防壁の役割をしたり、内部からの水分蒸発なども防ぎます。

しかしこの皮脂の過剰分泌は、適度な防壁バランスを崩すことになり、出過ぎた皮脂を餌とする常在菌(顔ダニのように)が繁殖すれば、肌荒れやニキビなどの肌トラブルを引き起こしてしまうのです。

このように肌(皮膚上)に置いても、腸に腸内フローラ(善玉菌と悪玉菌の良好バランス状態)が必要なのと同じく、皮脂バランスが必要なのです。

自分で出来る3つの顔ダニ対策!

普段の生活で、顔ダニを増殖させず適度な皮脂バランスを保つにはどうしたら良いと思いますか?

正解は3つのポイントを抑えるだけですので、ぜひ対策に役立てて下さい。

1メイク汚れを残さず、しっかりとした洗顔を!

 

メイクの汚れを残さないことは、皮脂の詰まりも防ぎ目に見えた毛穴の詰まりも予防できるのでしっかりと落としましょう。

出来れば全体的なメイク落としと、部分的なメイク落としは別に使用した方が良いです。

例えばアイメークは、先に集中して優しく落とし、その後全体的に落とす手順を踏むと完璧です。

顔ダニはマツゲの毛穴にもいるので、これにやられると目の周りの赤い腫れやマツゲ根本周りの粘着きが見られるようになります。*閲覧注意!少し下にマツゲダニ画像あり

 

マツゲの根元に潜むダニ&炎症
マツゲ根元ダニ&炎症

 

アイメークを頻繁にしている方や、マツエクアイラインをよく引く、目も顔も一色単に洗い流しているだけの方などは要注意です!

また、メイク落としが肌上に残ってしまわぬよう、すすぎは丁寧に。洗顔料は、泡で洗うイメージで優しく(ゴシゴシ洗い厳禁です!)です。

2洗顔後のタオルは清潔なモノを!

 

洗顔後に使うタオルはなんども使いまわしするのを避け、清潔なものを使うようにしてください。

また洗顔後の水滴をふき取る際や、汗を拭きとる場合の注意点として、顔にゴシゴシと擦り付けてふき取るのはNG!肌を軽く押す感じで、優しくオフしましょう。

タオルと同じくらいファンデーションのパフなども、こまめに洗いたいものです。洗剤成分を洗い流し、しっかりと乾燥させてから使用されると良いでしょう。

3肌に触れる寝具に気配りする

 

肌に触れる機会が多い寝具も花粉の時期以外は、天日干しがおススメ!ホコリが付いていたり、湿気っぽいものを常用することは避けたいものです。

 

天日干しした後は、掃除機で吸い取ると布団自体に潜むダニも退治できるので一石二鳥です。

お布団や肌掛け、タオルケットなど、長時間干さなくても効果がありますので時間の無い時は、風に当てる(干す時間は1時間でも大丈夫)だけでも!

寝返りを打って顔に触れる枕カバーなどもこまめにお洗濯し、清潔を保つことが大切です。

顔ダニと、家ダニとは似て非なるものですが、顔ダニを餌とする家ダニもいるので、どちらも排除するのが理想的なのです。

 

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編集後記

顔ダニについてまとめてみましたが、しっかりと洗顔することで防げることが理解して頂けたと思います。しかし、ゴシゴシしたりする洗いすぎは逆効果!また、50歳を過ぎたらアイメークはほどほどが、顔ダニ対策の根本的な回避策としても有効でしょう。顔ダニは皮膚が柔らかくデリケートな目の周辺や、マツゲ周りにも繁殖しやすいため、正しく洗顔出来ないと皮脂バランスを崩しやすく顔ダニ以外の肌トラブルも招いてしまいます。したがって50代からは肌に負担をかけるメイクは極力避けて、素肌を保護しながらきれいに見える50代メイクを目指しましょう。

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